完成した時期は、季節的に、植物には過酷な時期なので、様子を見ながらの作業でしたが、日数的には三日程の作業でした。
こちらのオーナー様は、とっても穏やかで品のあるご夫妻です。
建物自体、女性の建築家さんの設計なため、細かい部分にまで心配りがされ、モダンでありながら繊細な印象のある、とっても素敵な外観です。
まず建物の印象を崩さない、自然な趣の庭造りを心がけました。
旦那様より、「山の林間の印象、自然の雰囲気を・・」とご注文いただきましたので、里山の森林をイメージして植物をセレクト。
特に樹木は、二階の窓にかかる高さをご希望でしたので、すべて5メートルクラスの木を選びました。
特に「吊り花」「アオダモ」の二本は、なかなかお目にかかれない立派なもの。
搬入に苦労しましたが、建物にも似合って、丁度良く収まりました。
こちらのお客様の場合、
庭の部分が「日陰~半日陰」、玄関アプローチが「南~西向き」ということで、野草のセレクトが難しかった。
ふわりでは「雑木と野草の庭造り」が基本的なコンセプトでありますので、基本的には日本の植物を使います。
日向には日向向きの野草、日陰には「日陰に強い」野草をセレクトしていきますが、この植物選びが難しいところ。
特にグランドカバーは、それぞれに種類が少ないので、方々を探し回りました。
隣家との境には、常緑の「シマトネリコ」をセレクト。落ち葉が落ちないよう配慮が必要です。
この木も、5メートルクラスです。足元は、白い「糊空木」で涼しげに・・。