庭作りの場合、その土地の形状や環境、いわゆる「土地の個性」ともいえるものを活かすことが大事になります。

その土地に向き合うと、何か「キラリ」と光る部分が必ずあって、その原石と言えるようなものを磨くことが、庭を作ることなのではないかと思う事があります。



今回の鹿児島での仕事は、とても「個性的な形状」の土地と向き合う事になりました。

予め、下見はしていて、それにそってプランニングをしたつもりでしたが、いざ建物が出来てみると、イメージとの違いに驚きました。

担当の方が送ってくださった画像が下で、一枚目が約十日前、二枚目が直前の様子です。











リビングやデッキ、テラスのレベルと、下のガレージのレベルに1メートル近くの段差があります。

当初は芝で傾斜を覆う予定でしたが、これでは土ごと崩れてしまいます。


逆に言うと、こういう形状はなかなか無い、もっと言うと「作りたくても作れない」その土地の個性なんですね。

だったらいっそこの傾斜を最大限に生かして、深山の景色を作ろう!と・・。

一見マイナスな部分をプラスに変える「逆転の発想」です。

急遽、大きな溶岩石を大量に手配し、自然な土留めに使用しました。

イメージは鹿児島の名宿「忘れの里 雅叙園」の贅沢を日常に・・と言った感じでしょうか?笑

*事前に雅叙園や仙巌園を訪れたことも役立ちました・・感謝!



建築から庭作りに移行する場合の引き渡しの状態はそれぞれに様々です。

建築に携わる人間が庭のイメージを明確に思い描くことは困難ですし、また逆も然りです。

現状では、この部分に多くの課題が山積していると思います。

それには、様々な状態での施工を重ねながら、構築、提案を続けなくてはいけないと思っています。

今後とも、「建築×庭の良い関係」、日本一の庭空間を作るべく全力で頑張りますっ!(大風呂敷(^^;)